コイはコイ目コイ科コイ属の魚です。
ほぼ日本全国に分布し、大きなものでは全長1mを超え、一般的に河川の中流域〜下流、池や湖沼に生息します。
どちらかと言えば、富栄養化した水域に多くは生息しています。
コイは環境適応性が高く、全国的に移殖がくりかえされてきた為、正確な天然分布は不明です。
また、交雑が進み野鯉といえる野生種が生息する場所は少なく、琵琶湖、霞ヶ浦、四万十川などで確認されているにすぎないそうです。
一般に野生種は養殖種より体高が低く体色も赤みが強い。
産卵期は初夏でフナの仲間より1カ月おそい。
食性は雑食性で、水草、貝類、ミミズ、昆虫類、甲殻類、他の魚の卵や小魚など、口に入るものならたいていなんでも食べるほどの悪食です。
口に歯はありませんが、のどに咽頭歯という臼歯状の歯があり、これで硬いタニシなども砕き割ってのみこみます。なお、コイには胃がありません。
生命力は極めて強く、魚にしては長寿の部類で平均20年以上生きます。
まれに70年を超す個体もあるそうです。
コイ科の特徴として、ウェーベル氏器官というものを持っています。
ウェーベル氏器官は、水中の音や振動をウキブクロで増幅して脳に伝える機能を持っている。
だから、コイは音(水中に伝わる振動)にとても敏感なのです。
また、コイはとっても身近な魚であり、鯉のぼりなどの文化の中に溶け込んでいます。
恐らく、コイを知らない人はまずいないでしょう。
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